加えてグラボはファンの回転数を最大に設定しても室内温度30度となるとカードが61度を下回ることは無い・・・
「つまりは熱源、夏場にはヒーターなのだ」
マシンスペックを使い切ってもいない状態でも待機出力がハンパナイく、やたら熱い。
そこで熱をほとんど発しない(我家のPCに比べれば・・・)Surface Proで活気付いているタブレットやUltrabook系ノートPCに探りををいれてみることにした。
もちろん可能な限り低価格で・・・
■重視するポイント
・ペンタブ機能
・CPUの処理能力
・3Dグラフィックの処理能力
・8GBレベルのメモリー領域
CG仕事で使用しようとするとペンタブが必須となる。
んが、タブレットやノートPCに搭載されているデジタイザーペンは精度が悪く、中心部以外はズレズレでかなりヤバイらしい。まぁ作業は基本中心部をストロークして作業するため問題は少ない? かとも思えるが、ネットを調べる限りではストレスが溜まり「何とかしてほしい」といった反応も多かった。
ペン機能は有れば有ったで問題はない機能ではあるが、実用が困難なのに本体価格が割高となるデジタイザーペン機能搭載機は避けるべきかもしれない。
やはり外付けのペンタブがベストチョイスとなるのではないだろうか。
今なら液晶ペンタブもWacom以外でリーズナブルな物が出てきたので別にデジタイザーペン機能搭載機に固執する必要はない。
・安価なペンタブ Yiynova DP10U 10.1やYiynova MSP19U 19など、39,000円~69,000円前後(Amazon)
CPUはやはり最低でもCore i5以上で、理想はCore i7の2.0GHz以上(ブースト時3.0GHz以上)が望ましい。
作業の大半は1.7GHzそこそこでも問題は無いが、特定のデータ処理やフィルタ機能等を使用する際に処理速度が遅いとストレスとなる。
※ZBrushではしばしばパワーが必要になる。
3DグラフィックはCore iシリーズに内臓されるIntel HD Graphics 4000~4600があるが、調べてみるとやはりパワー不足は否めない感じであった。
やはり価格的にも現状実用的なのはGeForce GT 640M~750M搭載機を選ぶ必要があるだろう。
メモリーに関しては私のCG制作環境でメモリー8GB必須となっているので8GB以上となる。
当然OSは64bit。
※メモリーの配分:OS+2D画像処理ソフト+ZBrush+その他のツール=6GB~7GB前後
以上の点を踏まえ、ネットでチョッと調べてみた。
すると意外な結果が・・・
なんとHPが価格帯としては低価格のBTO小規模ショップに勝る程のコストパフォーマンスを出していた。
しかもワークステーションノートにおいても、なかなかに良い感じの価格帯・・・驚き。
「”HP”は全くのノーマーク」
AKBのCMを止めてコストカットを図った恩恵か?、またHPをリニューアルして簡素化している点から、WindowsXPのサポート終了の需要を狙った意欲的な面も感じられる。
※以前のHPページはXP時代のPCでは重く、正常な表示すら困難だった・・・XPからの買い替え支援もあった。
私が気になったのはHP ENVY TouchSmart 15-j000。
・OS Windows 8 (64bit)
・CPU インテル® Core™ i7-4700MQ 2.4 GHz/ブースト時3.4 GHz
・メモリ 4GB (4GB×1)
・ディスプレイ 15.6インチワイドフルHD タッチ対応(ペン非対応)
・グラフィックス NVIDIA® GeForce® GT 740M
・ストレージ 750GB ハードドライブ
・無線LAN IEEE802.11b/g/n+Bluetooth4.0
・バッテリ 約 8 時間
価格は¥99,960 (税込)でメモリーを8GB(¥8,400)に拡張すると10万円を超えてしまうが、1万円のキャッシュバックがあるため実質メモリー8GBで定価を割ることになる。
「どーしようかなぁ」
この価格なら電気代だけで1年半もすれば元が取れると思うのだが・・・
追記:MacBook AirやMac mini等もチェックしてみたが、Boot CampのWin上でWacomタブレットが使用できない事が確認済みなので論外とした。
まぁ、基本コストパフォーマンスも悪いしね。