もはやイベントシーンとゲームシーンのクオリティーの差がない(実際には若干モデルやエフェクトに違いはある)、特にゲーム中のキャラモーションのリアルさと各モーションの繋がりが今までのタイトルとは違いかなり自然となっている。また、建物のリアルさや破壊時の処理も秀悦、昔は煙でごまかしていたのに今はキッチリモデルで破損、倒壊をさせている。
MGSとバトルフィールドは映像処理のリアルさの追求がかなり似たタイトルだが、ゲームから感じ取られるイメージは異なる。
メタルギアの洗練された感じの作りは ” M:I ” や ” 007 ” のようでスタイリッシュだし、バトルフィールドは ” ランボー” や “ダイ・ハード “といった砂交じりの空気感の中での汗臭く泥臭いリアルファイトをしているかのような印象を受ける(個人的感想)。
まぁ、叙事詩、恋愛、コメディーといった感じの物語しか興味のない人には、どっちもバンバン自分の妨げになるものを撃っていく野蛮な代物なのだろうけど(MGSは頑張れば殺傷は最小限にとどめられる)。
もちろん私は両タイトル共に全クリ、シリーズによっては5回転以上コンプリートしている(でもチョイ昔の話)。
それにしてもバトルフィールドの開発サイクル凄まじいな、毎年1~2タイトルで最先端ゲームCGを見せつけてくれる、やはり大国の力って凄いな。
無論MGSの時間をかけて作り込んだ感じも大好きなのだが、タイトル間の間延びチョット厳しいかも。。。
話しは変わるが、プリレンダ系のCGアプリももっとリアルタイムCG処理を追求したツール開発してほしいものだ。
メタルギアやバトルフィールドのような画像をリアルタイムに近い感じで作業できる制作環境ができたら、作る方も売る(配給する)方も映像制作のスタイルが大きく変化するものと思うのだが。
無理かな。