少し前に話題になっていたClarisse iFXの体験版Clarisse iFX PLEがリリースされていたので、早速ダウンロードし試してみた。
話題に上がる前からネットで動画を見て気になっていたIsotropix社のリリース版であるので ” もの凄く ” 期待してみてみたのだが、、、
「まぁ、こんなものか・・・」っといった感じであった。
なぜパッとしなかったのかというと、個人的に独特でスピーディーな編集機能よりも(別に慣れたSoftimageでいいと思う)高速なレンダリングに期待をしていたからだ。
Clarisse iFXはリアルタイムで粗いレンダリングを表示し徐々に精細化していくレンダリング形式で、レンダリングスピードは感覚的にいうと同タイプのレンダリングをするArnold Renderと大差ない感じのレスポンス(粗いリアルタイム部)と処理スピード(精細化を含むレンダリング部)な気がする。
・・・いや、むしろSoftimageとは別アプリなのでデータトランスファーや別インターフェースによる操作系で大幅に作業がめんどくさく手間なものになるかもしれない。
とはいえ、パスをフォトショップのレイヤ感覚でレイアウトし、調整をかけながらリアルタイムでレンダリング結果が見られるのは面白い。私も正直Softimageにも「こういった機能があったらいいな」っと激しく思った。やはり単体のパスをレンダリングしてはFx TreeのViewer等で確認するのは面倒だし直感的ではない・・・
Clarisse iFX 、モデリングとアニメーションには問題ないが、パス処理を含むレンダリング処理が弱いといったアプリを使っている人には重宝するのかもしれない。