Mayaも良いのだが、Maxも一応はさわってみなければ思い、意を決してトライしてみた。
Maxを操作して感じたのは ” インターフェースの概念や設計が古い!” ということ。まさか古いタイプをあえて良しとして作られているのだろうか ( ミドルクラスのアプリだからハイエンド商品との差別化で ” あえて使い難い感じを出している ” とか。なんか大企業にありがちじゃない? ) 。
3日間さわっているのだが、本当に操作が感覚的に馴染めず、何をするにも”えっ、マジ!”みたいな感じでことごとく躓いてしまう。。。
MayaはほとんどSoftimageと違和感が無かったのに、Maxで一気に別世界のような概念のインターフェースに悩まされてしまった感じ。。。
「とはいえ、世界では圧倒的なシェアを誇るMaxなのである」
やはり金のかかり方が違うのか、個々の部分的な機能は良くできている。特にビューの表示関係が良くできているし、ミドルクラスにしては機能の充実振りは凄いものがある。
「なんて不思議なアプリなんだ、、、」
この違和感を例えるなら、1980~1990年代の古い車に先進のパーツ群を組み込んだようなイメージ。
” AE86に現代の最先端技術をパーツ単位で組み込んだ感じ ”
しかもプラグインが異常なほど存在し、世界規模で活性化している感がある。
なんかWindowsのようでもあるな・・・
個人的な見解だが、2つのアプリを使ってみて感じたのは、インターフェースも設計もSoftimageの方が優れているということ ( まあ、そのせいで開発か遅れ死亡フラグが立っちゃったんだけどね ) 。Mayaはユーザーインターフェースの設計が少し詰めが甘いせいか一部で取っ付き難い感じがするし、Maxは設計が古臭くて良く出来たインハウスソフトのようで使い手に優しくない。
困ったな、、、
どっちをマジ習得したらよいのか判断に苦慮する。。。
「・・・凹むなぁ、」
そもそもSoftimage社がXSIの開発に手間取ったり、リリースしてもバグが多く安定するまでに時間が掛かってしまったりしたのが原因なのだが・・・。結果XSIが安定するまで間を旧バージョンであるSoftimage3Dで引張り続け、こんな悲惨な事態となったのだが・・・。加えて、引っ張り続けたのにはもう一つ原因があって、ゲーム業界が何かと不安定なニューバージョン ( XSIに限らない ) を嫌い、使い続けてきた旧バージョンを求めたこともある ( インハウスのプラグインも大量にあるしね ) 。XSIが出ているのにSoftimage3D使い続け、改良によるバージョンアップすら願っていたからね。。。
XSI自体の開発も、いくら良いものに成るからって時間が掛かり過ぎて機を逸しては元も子もないようなきがする。
まあ、オートデスクに目を付けられた時点で終わっていたって感じはするし、当時はこれですぐ潰されるって思ってたしね。
やっぱCatの事件が怒りをかったのかな・・・憶測
「まっ、落ち込んでいてもしょうがない」
設計思想の近いMayaか、それともクセの強い3DS Maxなのか。
はやいとこ決めなければ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「どうしたものか」
・・・良くないことだが、
今、少しクセのあるMaxが気になりはじめている・・・(マズイぞ)
「どうせ習得するならクセがあるくらいの方が断然面白い」
これはチョッとヤバイかもしれない(“Mayaにしとけっ!”と心の中にいるCG屋としての自分は叫んでいる)。