Sculptrisを試す

以前にダウンロードをするも、すっかり忘れていたPixologicの無料スカルプトツール「Sculptris」を使ってみた。

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起動時の画面中央には定番ポリスフィアが鎮座している

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これはもうサックサク、あっという間に形を作っていける

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細かい部分も問題なく作業できる、ちなみに使用しているマシンはネット用PCでタブレットなど繋いでいないためマウスによって操作している

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ここまでマニュアル等のドキュメントを一切見ないで作業時間36分、ZBrushを使った経験があれば容易く使いこなすことができる

ほとんどZBrushと同様に扱うことができるので操作系は全く問題なし。
ただ、やはり無料版なので機能が少なく、保存は専用フォーマット以外にOBJが存在するが、基本はGoZを使用したZBrushとの連携によっての使用が前提と思われる。
だったらなぜ「ZBrushがあるのにSculptrisが必要なの?」、っと普通は疑問を抱いてしまうのだが、そこがSculptrisの面白いところ。
Sculptrisではリアルタイムで自動分割をするアルゴリズムが採用されており、どんなに部位を引き延ばそうとも自動分割によって部位が破綻するといった現象が起こらないのだ。
ZBrushでは作者がメッシュのレゾリューション管理しなくてはならないがSculptrisでは一切不要なのだ。
もちろん管理しながなできた方が良い場合もある、そこで ” 別アプリの意味 ” が意味を持ってる。
Sculptrisで自由にスケッチするようにモデルを作成し、ZBrushとやり取りをしながら仕上げていく・・・、そんなアプローチが可能となるのだ。
当然、数名のアシスタントがSculptrisで作業をおこない、その後ZBrushを持っているアーティストがデータを集約して仕上げるといった作業スタイルも考えられるだろう。
ここまで高機能だといつかは有料化されるんだろーな。
それまでは使い倒してやる。