■ブラシサイズのリサイズ地獄
ソフト選択などを使用中に ” B ” キーでブラシサイズを調整していると、サイズ調整機能がホールドされた状態になり、ビュー上で何をしようとしてもサイズ調整機能が働いてしまう。
この状態に陥ると何をしようとしてもソフト選択のサイズ調整状態となり、ただただ空しくソフト選択のブラシサイズ円が表示される・・・
■アーノルドの「逝ってしまった」状態
以前からよくIPRを開始直後に一時停止したりすると起こっていた現象でMayaが完全に操作不能になる致命的なバグ。CPUの1コアを使用している状態で無限にフリーズする。たまに回復することがありますが、たいていはMaya死亡となります。最近は様々なアーノルドが絡んだ機能で多彩に発生します。
■アーノルドの「ゾーンに入った」状態
IPRを使用中にレンダリングがバックグラウンドでおこなわれ操作不能になる状態。この場合はレンダリングが終わればMayaは蘇生しますが、レンダリング自体の処理が重いらしく時間が掛かる。・・・全然”ゾーン”じゃない。
■アーノルドの「オレ以外使うやつは落とす」状態
V-Rayなどの他社製品レンダラーを使用中に誤ってアーノルドでレンダリングしようとしてしまうとMayaが落ちてしまいます。私は無意識にアーノルドでレンダリングする癖がついてしまっているらしく、頻繁にMayaを落としてしまいす。先月もV-Rayで作業しなければいけない案件があり、Mayaを20回以上落としその度に心を折られていました・・・
■本当に厄介 ” ただ落ちる “
突如としてマウスカーソルがドラムになり操作不能、十数秒~1分後にMayaが落ちてデスクトップが現れる症状です。モデル頂点やUV頂点を消去したり、時には頂点やUVを選択しようとしただけで落ちるケースもあります、落ちる状況やタイミングは多種多様で現状特定できていません。ただ、作業時間を重ねたデータで比較的複雑化したデータで起きることが多いようです。データやシーンをクリーンナップすることで回避できる可能性はあるものと思います(たぶん)。
個人的な感覚ですが、Mayaを使っていると年間約14日~20日以上の作業時間をアプリ落ちで浪費しているような感じです。
シーンのこまめなバックアップは無論のこと、Auto Saveも設定し使用していますが必ず時間の消耗は発生します。くわえて最悪落ちたことによってデータが破壊される場合もあります(シーンファイル以外に関連ファイルを書き出しているシーン等では、セーブシーンデータと関連ファイルに差が生じて破綻する場合があります)・・・
高度で複雑なアプリですからバグが無くなることはないものと思いますが、以前から確認されている周知なバグに関しては可能な限り改善していただきたいですね。