完全「赤」のプロジェクト

昨年末のプロジェクトで著作権がらみで作り直しをした作品があるのだが、自分自身未だに消化しきれていない。

もともとは動画制作できそうな絵本タイトルを幾つか見積もって欲しいと・・・、ということで幾つかのタイトルの見積もりを出したのだが。その中から選ばれたタイトルを制作しCG制作、編集共に終了たころになって、著作権の問題によりタイトルが使用できないとの事となった。結果、別のオリジナルタイトルで作り直しをするのであれば、当初の見積もりでギャラを払うということになった。

制作者が負担全かぶり・・・
※最終的に3本制作の制作期間を使用する破目に。

オリジナルで話を考え、2ヶ月を掛けて制作。完全な大赤。
制作するタイトルを決めたのも著作権に関してチェックしたのも私ではないため納得することは難しい。制作期間を日割り算出すると1ヵ月が大卒初任給を下回るレベル・・・、今考えれば作り直しをやらないで無報酬の方がましだった気がする。だか、それはそれで無責任な気もするし、納得がいかず遺恨を残すだろう。

結局は立場の問題なのだと思う、末端は弱いということ。
元はといえば制作を開始する前に著作権がらみでチェックを怠ったことが原因なのだが、そこで私が著作権に関して「チェックをクリアしたら制作に着手します」とすればよかったのかもしれない。
過去の制作までの流れでチェックは”向こうがやっている”という流れがあったので慢心してしまっていたのだろう。

今後はもっと”相手が忘れているかもしれない”とか、”相手がやっているわけがない”として対応するくらいが丁度良いと考えるべき。運営は難しい、だだ作品を作っているだけでやっていけるなら良いのだが、それでは生活していけない。。。

今年は昨年様な失態は絶対に避けなくてはならない。
もし、それでも発生してしまった場合は、赤を最小限に留める対応で対処をする機転が必要となるだろう。