HMZ-T1を使ってみた

発売日から3ヶ月以上遅れて届いたHMZ-T1。

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まぁ、ビックカメラみたいな大手で予約注文をかけたので集中し遅れが拡大してしまったのだと思う。無論、タイで発生した大雨による洪水で、大幅に遅れるような事がなければこんな事にはならなかったのかもしれない。だが、もともとが初期出荷が3000台しか無かった事から考えれば、ただでさえ少ない生産体制であったところに、天災によるダメージを受けてしまった。・・・といったところ、なのかもしれない。

届いてから2週間ほど使用してみたが、感想はというと、私にはチョット厳しい・・・といった印象。

乱視が影響しているのかどうかわからないが、ある程度見える状態に調整をかけるのだが画面にスクウェア感がない。画面が歪んでしまっているのだ。映像ソース等はまだ良いのだが、PCのデスクトップやPS3等のメニュー画面ではかなり情けない。。。コンタクトやメガネを装着してみればよいのだろうが、この辺りは普通の通常の3DTVの方が良い感がある。また、眼前の ” のぞき窓? ” のフレーム部に映像の光が映り込み、ミョーにうざったく感じるし、ゴーグル本体をしっかり装着しても下に隙間があり光が入ってくるので没入感がなく画面を観ていてなんとなく冷めてしまう・・・。

あと3DTVの圧倒的な違いは、30分も経過すると頭が重さと締め付けで痛くなる。やはりひも状の物であれだけの重量をホールドするのには無理がある。2~3分なら問題はないがそれ以上に対処するのであれば、もっと面でホールドし掛かる重さを分散させる必要がある。

とりあえず本体下部からの光の進入は部屋を暗くする、シールドを制作する等によって回避できるが、のぞき窓のフレーム部分や頭部への負荷はどうにもできない。

まだまだ改良の余地を残しているHMZ-T1、多くの不満もあるが有機ELの映像は美しく将来性を感じるディバイスなので今後に期待したい。